四十九日法要で、施主の挨拶(スピーチ)、3場面の例文
2020年04月08日 10時00分
四十九日法要での施主としての挨拶(スピーチ)は、主にこの3場面が想定されます。
1.法要の開始2.お斎(会食)開始前の献杯
3.法要・お斎(会食)終了の時
です。
法要に参列いただいたことへのお礼と、できれば、遺族のその後の報告や心境を交えてもいいでしょう。
故人についての思い出など、あれこれ語りたいことはあるのだと思いますが、挨拶やスピーチ時のエピソード紹介などは最小限にとどめて、その後の、会食時に各席に周りながら、参加者の皆さんと言葉を交わしながら思い出話などされるとよいでしょう。
ところで、どうしても自分で挨拶文の原稿が作れない、という場合は、挨拶文作成の代行サービスもあります。
添削もやってもらえるとのことなので、迷って時間が迫ってくる前に相談してみるという方法もありますね。
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四十九日に限らず、法事・法要での挨拶はあまり奇をてらわずに、むしろシンプルにスマートに済ます、という方向もよいかもしれません。
挨拶の具体的な例とポイント
ここではそれぞれの場面での挨拶の文例を紹介します。
法要開始の挨拶 文例
本日はお忙しい中、ご列席いただきまして、ありがとうございます。
これより、○○○○(俗名)四十九日法要を執り行いたいと思います。
ご住職様、どうぞよろしくお願いいたします。
★ポイントは馴染み深い俗名で案内すること。ただし、法要は仏事なので、戒名で案 内することが正式です。気になる人は事前にお坊さんに確認しておくといいでしょう。
お斎(会食)開始前の挨拶 文例
お陰様で、この度の法要を無事に執り行うことができました。
(ご住職様には、お心のこもったお勤めをいただき、ありがとうございました。)
故人も安心していることと存じます。
簡単ではございますが、お膳を用意いたしました。お時間の許す限り、おくつろぎいただき、故人の思い出話などをお聞かせいただければと存じます。
それでは、お斎の開始にあたりまして、○○○○さんから献杯のご挨拶を頂戴したいと存じます。よろしくお願いいたします。
★ポイントは仏事では乾杯にあたる言葉を献杯と言います。間違えないようにしましょう。
★お坊さんが出席しない場合は()のお坊さんへのお礼を省略するのを忘れないよにしましょう。
法要・お斎(会食)終了の挨拶
本日はお忙しい中を今までお付き合いいただきありがとうございました。話は尽きませんが、この辺りで閉会とさせていただきます。
皆様には、故人の生前と同様のお付き合いを心よりお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
これらの文例を基本にして、それぞれの四十九日法要に合わせ、自分たちの挨拶の言葉を作っていただけたらいいと思います。
気をつけたいことは、挨拶は簡潔に済ませること。長すぎる挨拶はNGです。
仏事・法事・法要の挨拶例の参考書籍
仏事・法事・法要では、なんと言っても、挨拶(スピーチ)で参列者に失礼があってはいけません。
またここでは、法要の後にお斎(会食)があることを想定して例文を紹介していますが、お斎(会食)をしない場合もあります。
自分たちの法要の内容にあった、そして、何より自分が言葉にして言いやすい挨拶例を見つけてみましょう。
予め法要の流れをイメージし、挨拶の言葉を考えて置くことで、当日はスムーズに乗り切れるでしょう。
ちなみに、うちの法事で大活躍したのが、以下の書籍です。
その後の冠婚葬祭でも活躍しているので、よかったら参考にしてみてください。
乾杯・献杯・締めのあいさつ―短くて心に響く! (すぐ使える! 心に残る! 話し方とマナー)
「短くて心に響く!」というフレーズに共感しましたが、けっこう役に立ちました。